4月1日エイプリルフールについて詳しく解説していきます。
4月1日エイプリルフールの概要
残念ながら、エイプリルフールはいつ、どこで始まったことなのか確かなことはわかっていません。
そのため、どれもあくまでも説ということになります。
例えば、フランスが発祥だという説においては、フランスで新年を1月1日にすると改暦があった際、旧暦となる4月1日の新年を推奨する人々が旧暦の4月1日に祝った説。
インドが発祥だという説は、インドの春祭りでいたずらをする風習があり、そのホーリー祭が異なった形でヨーロッパに伝わった説。
古代ペルシャが発祥だという説は、春分の日から数えて13日目となる4月1日前後にいたずらをする「シズダベダール」という祭がエイプリルフールになったという説などが考えられると言われています。
このように諸説あるエイプリルフールの起源ですが、多くの場合、海外では春を祝うお祭りだと推測されています。
そんな、エイプリルフールの習慣は大正時代に日本に欧米から伝わったとされています。
ちなみに日本では、エイプリルフールはウソをついても良い日といったイメージがありますが、海外では、嘘は嘘でもlie=嘘といった言葉は使わず、joke=冗談やtrick=いたずら、prank=悪ふざけといった言葉が使われ、みんなを楽しませる嘘といったイメージが強い日となっています。
嘘は午前中だけにしかついてはいけない?
エイプリルフールの正しい過ごし方をご存知でしょうか。
エイプリルフールなら1日中、嘘をついても良いと思っていませんか。
日本では1日中、特に時間を気にせず嘘をついても良いエイプリルフールですが、最近、「嘘は午前中しか付いてはいけない」ということが言われ始めています。
これは、イギリスが発祥だと言われ、英語圏のエイプリルフールの過ごし方として、基本、嘘をつくのは午前中のみ。
正午までと決まっていて、午後は午前中の嘘のネタばらしを行う時間となります。
イギリスの記念日となるオークアプルデー。
この日は、国王の忠誠の証として午前中のみオークアップルを身に着けます。
このことに由来し、エイプリルフールの嘘も午前中だけと言われるようになったようです。
4月1日エイプリルフールのおすすめの過ごし方
まず、エイプリルフールを正しく、そして、気持ちよく過ごすためには最低限のマナーを守る必要があります。
最も大切なのは人を傷つけないこと。
人を傷つけるような嘘は絶対についてはいけません。
あくまでも、相手を楽しませることができる、そんな嘘をつくことが必要です。
そして、誰と過ごすかで少し異なったエイプリルフールのおすすめの過ごし方。
大人同士でエイプリルフールを過ごす場合、単純な嘘ではなく、相手をいたわる、喜ばせる嘘はいかがでしょうか。
例えば、奥さんや旦那さんに日頃の感謝の気持ちを伝える日としてエイプリルフールを活用されてみてはいかがでしょうか。
素直に感謝を伝えることができない場合、「臨時収入が入ったから」「宝くじが入ったから」などといってプレゼントを贈ってみてはいかがですか。
これは、同僚や後輩にもおすすめのエイプリルフールの過ごし方となります。
子供と過ごす場合は、子供に嘘をつくのではなく、子供と一緒に誰かに嘘をつく作戦を立てるといった過ごし方がおすすめです。
子供と一緒に作戦を立て家族に嘘をつく。
もちろん、それは相手を傷つける嘘ではなく、ユーモラス溢れる嘘を考える必要があります。
そのことを一緒に考え作戦を実行することで、素敵なエイプリルフールを子供と一緒に満喫することができるようになります。
エイプリルフールに「ついてもいい嘘」と「ダメな嘘」の違い
エイプリルフールを楽しむうえで、最も大切なのが「ついてもいいウソ」と「ダメなウソ」「ついてもいい嘘」と「ダメな嘘」の違いを把握しておくことです。
ついてもいい嘘としては、相手が驚くだけのものや自虐ネタの嘘が基本です。
ダメな嘘については、見た目など体についての嘘や縁起の悪い嘘、第三者を巻き込んだ嘘などとなります。
エイプリルフールの嘘の基本は、あくまでも、相手が嫌な思いをしないことが重要です。
ネタばらしをした時、笑顔になることができる、そんな嘘が基本と考えれば問題はありません。
まとめ
以上がエイプリルフールについての概要となります。
知っているようで知らないことも多いエイプリルフール。
正しい知識を持って正しく楽しむことができれば、これほど、楽しい1日はありません。
ただし、エイプリルフールは祝日ではありません。
年によって一緒に過ごす相手も異なってくることと思います。
そのため、相手によってはエイプリルフールでの嘘が取り返しのつかないことになってしまうことも十分に考えられます。
そのような取り返しがつかない事態を避けるためにも、是非、以上のことを参考にし、正し知識でエイプリルフールを満喫して頂けたらと思います。