4月14日「パートナーデー」について詳しく解説

4月14日「パートナーデー」 4月

4月14日「パートナーデー」について詳しく解説していきます。

4月14日「パートナーデー」の概要

4月14日「パートナーデー」は、1998年に佐賀県佐賀市により「パートナーとの関係を見直し、感謝の気持ちを伝える日」として制定されました。

22年前に作られた、記念日としては歴史が長い方に入ります。

日頃から自分が密接に関わっている家族や友人、会社の同僚などに対して、改めて大切な存在であることを意識して、感謝を伝える為に作られた日です。

また、男性と女性がお互いに協力し合って社会に参加することを奨励する記念日でもあります。

「パートナーデー」が4月14日に制定されたのは、2月14日が「バレンタインデー」、3月14日が「ホワイトデー」であることから、その1ヵ月後を「パートナーデー」にしたというのが理由です。

「バレンタインデー」「ホワイトデー」も、恋人同士のイベントという意味合いが強くなってきます。

「パートナーデー」は、恋人同士ではなく、自分の身近な人への気持ちを伝える日として作られました。

いつも一緒にいると、「言わなくてもわかっているだろう」と思い、つい感謝の言葉を言わずに過ごしてしまいます。

心が通じ合っていれば当然言葉にしなくても気持ちは伝わりますし、家族や親友は見返りを求めずに優しくしてくれるものです。

しかしそんな信頼し合っている関係でも、改めて「ありがとう」と言われると嬉しいものです。

普段中々感謝の気持ちを言えない相手に対して、この日をきっかけに気持ちを伝えられる様に後押ししてくれる意味があるのです。

4月14日「パートナーデー」のイベント

4月14日「パートナーデー」は、基本的に自分が感謝の気持ちを伝える日であり、全国規模で大々的なイベントなどは行われていません。

ただし、「パートナーデー」を制定した佐賀県佐賀市では、佐賀市役所1階にて、パートナーへの感謝の気持ちを伝えるメッセージカードを配布するキャンペーンが行われています。

言葉で伝えるよりも文字で伝えた方がオシャレですが、メールやLINEなどでは味気なく感じます。

しかしいざメッセージカードと言ってもどこで手に入れたら良いのか分からない人向けに、佐賀市役所が「パートナーデー」に使えるカードを配布してくれるのです。

また、「パートナーデー」を知らない人に対してもメッセージカードを配ることで、知って貰えるというメリットもあります。

市役所の職員らが来所した人達に声をかけて、メッセージカードにポケットティッシュを添えたものを250セット用意して配っています。

また、2020年以降はコロナウィルス感染拡大により、多くの公式イベントは中止になりましたが、「パートナーデー」のキャンペーンは行われました。

その際は、街頭での配布は行わず、職員がマスク着用の上、手渡しではなく自分で箱から持っていて貰うスタイルにしました。

また、「佐賀市男女共同参画ネットワーク」では、毎年「パートナーデー」に合わせて「一言メッセージ」を募集しています。

毎年多数の応募があり、優秀作品は市のホームページで発表されるのです。

更に男女が共に社会に参加することを意識して貰う為に、佐賀市男女共同参画推進協賛事業所では、「パートナーデー」に因んだ期間限定商品を販売することを企画しています。

4月14日「パートナーデー」の豆知識

4月14日「パートナーデー」にかかわる豆知識をいくつか紹介します。

パートナーシップについて

「パートナーシップ」は英語の「partnership」が日本語化した言葉です。

意味は「お互いの結びつき」「仕事上での協力関係」「法律上の共同経営会社」「共同経営者」です。

ビジネス用語として使う場合、「2名以上の者が共同で資金や役割などを担い、ビジネスを行う関係」という意味になります。

日本語化した「パートナーシップ」の意味は「協力」「共同」「組合」で、英語の意味に近いのですが、「契約が伴う関係」よりは若干薄い関係になります。

パートナーについて

英語の「partner」の意味は「仲間」「共同経営者・共同出資者」「ダンスの相手」「配偶者」です。

どちらかと言えばビジネス関係のつながりの意味が強くなります。

これに対して日本語化した「パートナー」は、「婚姻関係にある相手」「生涯を共にする伴侶」という意味で使われることが多くなります。

最近では「奥さん」「旦那さん」「嫁さん」などの呼び方が男女差別につながるとして、「パートナー」と呼ぶ人が増えているのです。

また、同性カップルに関しては、配偶者に当たる呼び方がない為に「パートナー」を使うことが多くなります。

4月14日「パートナーデー」に考えたいこと

4月14日「パートナーデー」に考えたいことは、自分にとって「パートナー」とは誰のことなのか、どの様な存在なのかという点です。

いつも世話になっている家族だけではなく、一緒に仕事している同僚や、辛い時に支えてくれる友達などもパートナーと言えます。

その人達のお蔭で自分が毎日こうしていられるということを改めて思い、その人達への感謝の気持ちをメッセージにしてみると良いでしょう。

まとめ

4月14日「パートナーデー」は1998年に「パートナーとの関係を見直し、感謝の気持ちを伝える日」として制定された記念日です。

いつも側にいてくれる大切な人へ感謝すると共に、男女平等な社会を作る為に自分はどの様な行動を取れば良いのかを考えてみてはいかがでしょうか。