4月10日「交通事故死ゼロを目指す日」について詳しく解説

4月10日「交通事故死ゼロを目指す日」 4月

4月10日「交通事故死ゼロを目指す日」について詳しく解説していきます。

4月10日「交通事故死ゼロを目指す日」の概要

4月10日「交通事故死ゼロを目指す日」は、令和20年に内閣府により制定されました。

日本では毎年国民の100人に1人が交通事故に遭い死傷するという状況が続き、車を運転する人にとっても、しない人にとっても深刻な事態となっています。

また、近年では飲酒運転やあおり運転、高齢者の運転ミによる死亡事故も増え、社会問題になっています。

更に日本では昭和43年以降、毎日の様に鵜交通事故による死亡例が発生し続けているという状況です。

そこで、国民に対して交通安全の意識を高めてもらう為に、「交通事故死ゼロを目指す日」が制定されました。

国民ひとりひとりが交通ルールを守り、自分だけではなく子供や高齢者を交通事故から守る為に意識を高め、快適な移動手段としての車両利用を発達させることが目的です。

「交通事故死ゼロを目指す日」は、国だけではなく地方公共団体も協力して、広く国民に対してキャンペーンを行い、趣旨の周知徹底を図る目的があります。

近年における交通事故の実態や、正しい交通マナーに対する状況提供を積極的に行い、国民の意識を一つにして交通事故ゼロの日を目指す日なのです。

4月10日は、新学期や社会人の新生活がスタートする時期で、交通量も活発になり、今まで車を運転していなかった人達が運転する機会が増えたり、それまで行くことのなかった場所に出かけることもあり、交通ルールがおろそかにる傾向があります。

特に子供に関しては、新入園生や新入学生が通園・通学の為に道路を歩く様になるので、大人が見守る必要があります。

その為に4月10日は「春の交通安全運動」が設定されていて、「交通事故死ゼロを目指す日」は連動した取り組みが行われているのです。

このキャンペーンにより、都道府県別では4月10日に「交通事故死ゼロ」を達成できるところも増えてきましたが、日本全国で「ゼロ」を目指すのは困難を極めている状況です。

「交通事故死ゼロを目指す日」は「シートベルトの日」でもある

4月10日「交通事故死ゼロを目指す日」は、「シートベルトの日」でもあります。

交通事故に遭った時に命を守る為に「シートベルト」を締めていることが重要であると言われています。

法律では「シートベルトを備えている自動車を運転するときは、運転者自身がこれを着用するとともに、助手席及び後部座席の同乗者にもこれを着用させなければならない、ただし病気などやむを得ない理由がある場合を除く」とされています。

後部座席でシートベルトを着用しなかった場合、交通事故に遭うと以下の危険性が考えられます。

1つ目は、「車が衝突した衝撃で、シートベルトをしていない人が前の席や天井などに強く身体をぶつける危険性がある」という点です。

例えば時速60キロメートルで走行している車が壁に激突した場合、高さ14メートルの位置から落下するのと同様の衝撃になります。

2つ目は「車が衝突した勢いで、車外に放り出される危険性がある」という点です。

高速道路の場合はアスファルトの壁や道路に叩き付けられたり、後続車両にひかれたりすることが多いのです。

3つ目は、「後席の人が前席の後部にぶつかり、前席の人が、シートとエアバックの挟まれる危険性がある」という点です。

強い勢いがついているので、前席のシートが傾いて前席に座っている人が命の危険にさらされるのです。

交通事故死を防ぐ為に、「シートベルトの日」としてシートベルトの大切さを意識する日にしましょう。

「交通事故死ゼロを目指す日」はその年により複数ある

「交通事故死ゼロを目指す日」は、毎年4月10日に定められ、令和3年も4月10日になっています。

ただし、1年に1日だけ「交通安全」を意識して終わるのではなく、その年により複数の日に設定されていることもあります。

例えば平成20年は「2月20日,4月10日,9月30日」の3回に定められました。

新型コロナの影響で日程が変わる可能性もあります、令和3年も4月10日の他に制定される可能性もあります。

因みに、4月10日の場合は「概要」で紹介した通りに「春の交通安全運動」、9月30日の場合は「秋の交通安全運動」と連動して取り組まれています。

「交通事故死ゼロを目指す日」に考えたいこと

「交通事故死ゼロを目指す日」に考えたいことは、「交通ルールを守る」ということです。

車を運転していると注意深くなるのですが、歩行者の場合は道路を横断する時に安全確認を怠ったり、信号無視してしまうものです。

運転者だけではなく歩行者も交通ルールを守る様にしましょう。

まとめ

4月10日の「交通事故死ゼロを目指す日」には、交通ルールについて考えてみましょう。

普段つい怠りがちな安全確認について、意識する日にすると良いでしょう。